気温、身体、界面


唐突だが俺は冬が好きだ。冬というより寒さが好きだ。寒くなるたびにそのことについてここ数年考えてたが、今日結論が出た気がする。


結局のところ、寒さによって自分と外界の界面が際立つことが好きなんだろうと思う。寒い時には皮膚から冷たいという信号が伝わってくる。冷たいという感覚を通して外界と自分の界面が際立ち、それをはっきりと意識することができる。その感覚が俺は好きだ。そういうことだ


結局、外界と自分の関係性をクリアにしたいという願望の心理的な発露なんだろうと思う。青臭いと思われるかもしれないが、俺は案外そういう自分が嫌いではない。